どんちゃん騒ぎで、うるさいような
ここは
一体全体どこかしら
頬に縫い傷
ハートは血だらけ
あたしは死んだ女です
ゆけどもゆけどもアスファルト
歩けど歩けど河川敷
途方に暮れる夕焼けがまぶし過ぎてうなだれる
足が痛くて
傷が増えて
うるさい音はあたしを招き寄せるんだ
割れるようなドラム音
裂けるようなギター音
壊れるくらいの汚い歌声
フェスのライブは死んでいる
だけどみんなキラキラしてて
一生懸命、笑ってる
上手いだけがすべてじゃない
ここにいることに意味がある
瞳に魅せた光景は
あたしの心を吸い込んで
あたしの足を止めるんです
死んでいるのにばかみたい
あたしの感情は生きてるように温かい
幽霊だっていいじゃない、楽しんだって
叫んで、盛り上がったっていいじゃない
生きてたときの後悔がそっと歌に乗せてやってくる
それがどうしていまなのか、
死んで泣いたのは初めてで
生きて笑ったのもはじめてだ
あたしの気持ちが
いま生まれた
