「おとぎデート」
ぽかぽかとした昼下がり
桜が舞って
賑やかな声を横目に
ぼくは行かねばならんとです
今日は町のお祭りで
屋台やお面、金魚すくいに水風船
目移りしそうな魅惑の魅力がいっぱいです
たこ焼きの容器に桜を敷いて
ぴょこんと座って
かき氷のストローで舵を取りながら
一寸法師と親指姫は
お忍びデートをするのです
ちょびっと緊張しながら
目を合わせて少し照れてはにかんで
ポップコーンとわたがしの
かけらを持って
大きく笑っていっぱい話して
なんて幸せなひとときか
時折、見える宙に浮かぶシャボン玉
2人の時間が世界に広がって
ぼくらの胸に映える光景は
あまりにも美しくて愛おしい
好きになれて来れて良かった
溢れた涙に込めた気持ちが
桜に変わって舞うのです
この世は幸の宝庫です
久しぶりに詩を書きましたー!
楽しかったです( *ˊᵕˋ)ノ